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48日目

私のトルコ生活は、まだプロローグに過ぎないと思っています。

これから春が過ぎ、夏、秋、そして冬が待っています。

いきなりですが、「モノより思い出」って本当なんですか。

結局とどのつまり、現代人にとっては、

「思い出」は「モノ」の積み重ねで出来上がっているように思えてなりません。

そうでなければ、「モノ」に執着なんてしないでしょう。

「モノ」と「思い出」は一見、対極にありがちに見えるけれど、

実のところ比較対象すべき事象ではないのではないんじゃないかと思うのです。

もっとも「思い出」は時間的事象であり、

それこそ比較すべき対象は「モノ」ではなく、

「今」ではないのかと思ったりします。

初っ端から理屈をこねました。

こういう境地に至ったのは理由があります。

 

パソコンを盗まれたからです。

マイッタ。

トラブゾンの一ヶ月の写真が・・・・・。

日記の更新が・・・・。

虎の子の動画が・・・・・。(黒木、ラーメンズ・・・)

ITUNESのデータが・・・・。

大切なものとの別れは本当に急にやってくるものです。

まぁ、当たり前の「日常」を「非日常」に感じることはとても難しいです。

なくなって初めて分かる大切さ。

 

それに気づくのは常に存在がなくなってからです。

みなさんも当たり前のモノを大切にしてください。

もちろん警察にいきました。

もちろん調書作りの為に事情聴取も受けました。

しかし、警察よ・・・・。

「俺が話してんのに、クロスワード解きながら聞いてんじゃねーよ!!!」

嗚呼~ついに、一人称が「俺」に・・・・。

 

もう怒りの矛先が警察に向いちゃいました。

あきれて肩が外れるかと思いました。

「日本の警察はそんなんじゃないよ」と言ってやりました。

まぁ、いいか。

これも異文化コミュニケーション。

さまざな経験をして酸いも甘いも噛み分けたいと思います。

保険の賠償手続きのために、盗難保証書はちゃんともらいました。

とはいえ、今日中にトメルで転校手続きをしなければ・・・・。

気持ちを切り替えて、いや実際切り替わってませんが・・・。

転校手続きは心配をよそに、すんなり終わりました。少し安心安心。

 

どっと疲れていたので、今日はもうホテルに泊まろうかと思いましたが、

いや、むしろここはとことんやるべきだと逆に燃え上がり、

大学の寮へ向かうバスへ乗り込みました。

トラブゾンの経験を生かして寮で生活するつもりです。

アンタルヤの街並みをぼんやりと眺めながら、到着~。

事務所にて手続きを希望したのですが、今日は日曜日ということで平日にしてくれとのこと。

「とりあえず、今日は来賓学生として泊めてください」と頼めば、OKとのこと。ラッキー。

なんとか今日できることはすべてやり終え、ほっと一息・・・事務所を出ました。

 

そして、その時。

突如として、聞こえてきたのは銃声。

バーン。

 

そうそう、トルコは銃社会なんです。

 

嗚呼~もう今日は、厄日だ厄日・・・・。

実際に経験して感じましたが、事件を目にしたとき、

人は何も把握できずただ考えることしかできないと知りました。

宮崎駿監督が「もののけ姫」で言いたかったのはこういうことかと、

改めて如実に分かったような気がします。

事件の詳細は、翌日の新聞で知ったのですが、

かいつまめば、右派と左派の学生運動のこじれみたいな感じ。 

YOUTUBEでも、

「akdeniz universitesi」と検索すれば模様がうかがえると思います。

その場に、私もいました。 

散々な一日。なんて濃い一日。

自活力が、すごくパワーアップした感じがします。

 

~後日談~

修理に一ヶ月かかると思ったら、すぐに戻ってきました。

よし、アンタルヤについたら更新しようと思っていたら、

パソコンの盗難に遭いました・・・・・。

長い間、更新できなかったのは、そのためです。

アンタルヤにつくまでの日記に、

所々、画像が添付されていないのは、画像データがなくなったからです。

キャンパスや、桜の画像はカメラに残っていました。