122日目
最近の寮内は、なんか知らん間に、子どもたちでガヤガヤしております。 夜になると、どこからともなくバスが数台やってきて、 寮の前で、子どもたちをドバーッと吐き出すと、どこかへ消えていきます。 子どもたちに大学を知ってもらう旨の催し、だそうですが、 さすがトルコの次世代の担い手、かまびすしさはすごいです。 寮棟から、食堂へ行こうものなら、もう囲まれます。 「兄やん、兄やん♪」と寄ってきます。 トルコでは、年上の男の人を「アービィ」と呼ぶのですが、 日本語に訳せば、「兄さん」。 「アービィ、アービィ♪」と集まってきます。 「日本語教えて♪」は、まだ可愛いものですが、 「日本の歌を唄え」 「日本語の詩を読め」 と積極的な質問攻めには、頭が垂れます。 みんな中学2年生ぐらいなんですけど・・・、すごいな。 しまいには、 「日本に連れて行け」 「日本の女性は綺麗?」 「彼女はいるの?」 「この中から、一番綺麗だと思うのを選べ」 ほんとに中学生なのかなと、疑わしくなります。 日本の中学生の幾人が、 初対面の外国人に対して、「彼氏・彼女」の有無を聞けるでしょうか。 私が中学生なら無理です。絶対にに無理。無理無理。 私が中学生のころは、嵐がデビューして、バレーボールの主題歌を歌ってましたね。 あの頃が、身内でのバレー全盛期だった気がします、ノブコフ205。 野球部の朝練そっちのけで球技大会のバレーを練習したり、 高校入試における内伸点の大事さに気づかされて焦ったりしてました。 平和でした。 これは、これで毎日笑ってばかりで楽しかったし、 中学時代には、スズメの涙ほどの後悔も何ひとつありませんが、 そのころの私が持っていなかったこと、 「何でも臆することなく行動できる」ことは、やはり必要だと思います。 同時に礼儀も備えることは、もちろんですが・・・。 あ、礼儀なら当時から備わっていた気がします。 野球部で鍛えられてたので。 ストップ~♪、気をつけぇ、礼。 なにはともあれ、子どもたちの屈託のなさには、 これからも変わらぬであろうトルコ人気質が見えています。 |