217日目
「バザール、子どもたち」 |
山の向こうは、イラン。 |
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ヴァンのバザールは、最高でした。 私がこれまで見た中で、バザールに星を付けられるなら5ツ星。 イスタンブルのバザールは、規模は最大ですが観光化されすぎて、私は苦手です。 そこに暮らす人々の姿が眩んでしまいます。 イスタンブルでは、日本語で話しかけられることもしばしばだし、 値段を聞いても高値を言って様子を伺うし・・・・。 ヴァンのバザールは、規模は小さいのですが、私の嗜好にドンピシャでした。 規模的にはおそらく、イスタンブルのグランドバザールの10分の1ほどですが、 働く人も気さくだし、足元を見てこないし、ほんとうに楽しいバザールです。 |
バザール後にぶらぶらしてたら、子どもたちにつかまりました。 東部に来て思うのは、トルコ人の注意をこれまでに増して引きます。 たしかに観光客は少ないですし、団体の観光客は見かけませんでしたし、外国人は珍しいのでしょう。 「家に来て来て♪」と誘われて、 人気の少ないところは治安問題として、 少し不安がよぎりましたが、子ども達の笑顔に負けました。 |
招かれた家。 子ども達のお母さんも、快く家に入れてくださいました。 子ども達を残して買い物に行っちゃうし、 初対面でここまで信用してくださると、 外国人には注意してね、と言いたくなります。 |
逆に言えば、お守りを任されたのか、 子ども達の宿題を手伝ったり、英語を教えたり。 そして、開かれるサイン会。 |
すべて、当て字。 今頃は、彼・彼女達の手からは消えちゃっただろうな・・・。 |
お母さんが帰ってくる頃には日没の時間で、晩御飯もご馳走になりました。 お母さんの話を聞くには、「トルコに、民主主義はない」としきりに言っていました。 東部の若者は、仕事を見つけるのに苦労するそうです。 学校を出ても、仕事がない。だから若者は山に登りPKKになる。その悪循環だと。 いろいろ自分の考えを話してくれました。 初対面、すごした時間もわずか。 それなのに、「もう、お前はあたしの息子だ。 いつでも、あなたの為に家のドアは開いているから、いつでも帰ってきなさい」 こんな風に、ひとにやさしくできる人になりたいものです。 |
ゲームセンターには、日本製が多い。 |