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221日目

「治安」

昨晩にヴァンを離れて、次なる都市「ディヤルバクル」

ディヤルバクルの中心は、城壁に囲まれています。

城壁の上を歩くこともでき、街を見渡すことができます。 

正直に言って、ディヤルバクルの治安は悪いそうです。

実際、私が知る限りでも今年の初めに爆弾テロが起きました。

エルズルムでも、ヴァンでも、

「ディヤルバクルに行く」と私が言うと、「気をつけなさい」と返事が返ってきます。

それを象徴するかのように、

ヴァンからディヤルバクルへはバスで移動したのですが、

途中でトルコ軍の駐屯所で身体検査がありました。

乗客から身分証明書を受け取り、客の荷物を一つ一つ開けて検査をしていました。

こんなことは、幾度もバスでトルコを移動してきましたが、初めてでした。

ディヤルバクルに到着した日、

私が1人でぶらぶら歩いていると、窓から顔を出したおじさんが話しかけてきました。

「おい、君、この先にいくつもりなのかい?」

「はい、ちょっと街の様子を見たいので」

「この先には何もないし、この先には絶対に行くな。強盗が多いからな」

「そんなに危険なんですか?」

「ああ、この先は行くべきじゃないよ。いくら男でもやめておきなさい」

「そんなに危険なのであれば、やめておきます。どうもありがとう」

「それからさ、そんな風に鞄を背中に回して歩いてはいけないよ。必ず鞄はお腹の前にして歩きなさい」

親切に助言をくれたおじさんが顔を出した窓には、頑丈な鉄格子があった。

その後、私はアンタルヤで友達にもらったナイフを握り締めて大通りまで戻った。

 ディヤルバクルは、スカーフを被った女性、

シャルヴァル(=タイパンツのような)を穿いた男性をよく見かけます。

トルコ西部は、欧米化の波に晒されていますが、ここ東部では古き文化が根付いています。