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#野球#映画#"Less is more"#サラリーマン#日本語(ネイティブ)#トルコ語(留学)#英語(米国駐在中)

310日目

欧州ではいろいろありました。

「いろいろ」って便利な言葉。 

実感することの一つとしては、

英語とトルコ語の間に存在した「言語スイッチ」の切り替えが少し楽になった・・気がします。

村上春樹の小説に登場する計算士のように難解だったスイッチの切り替えが・・・ちょっと楽。 

あと、つくづく思いました。

「英語・・もっと話せたらなぁ」

英語が世界共通言語ということに・・・・もはや異論ありません。

もちろんザメンホフの努力も素晴らしいですが、

思い知らされたのは世界を覆う、英語の波。

コミュニケーションツールとしての英語はもう世界を席巻しています、今更・・。

まぁ・・それを身を持って感じることができたことは、大きな収穫。

トルコ語の環境でしか生活したことない癖に恐縮ですが、

言語には、「話し方」というのがある気がします。

水泳には「泳ぎ方」、野球には「投げ方」や「打ち方」があるように。

一度覚えたら、結構忘れないもんです。

2ヶ月間、ほとんどトルコ語を話しませんでしたが、

トラブゾンに帰ってみると、

トルコ語の「話し方」が体に身についていることが感じられます。

語彙はちょっと・・・体から離れたかもしれませんが、

頭で考えなくても勝手に相づちを打ってるし、言葉もポロポロと出てくるもんです。

たぶん私はまだ・・英語の「話し方」を知らないと感じました。

考えないと出てこないんです・・・英語っつーのは。

トルコ語は好きでやってるのでいいのですが・・・。

「英語をちゃんとやらなきゃなぁ・・」と感じさせてくれたことが、大きな収穫。

言語学においては、

バイリンガルは10歳以前からの言語教育」が必要というのが定説ですので、

いくら頑張っても私は日本語以外のネイティブのレベルには辿りつけません。

言語を習得するっていうことは・・・アキレスと亀と言ってみるのはどうだろう、観念的に。

まぁ、時間は無限ですからね・・・たぶん、おそらく。

私がいくらトルコ語を頑張ってみても、

トラブゾンの路地を鼻水たらして走り回ってるトルコ少年君には、

語威力では上回ることができても、言語感では到底敵わないのです。

もちろん「言語を学ぶ」っていうのは言語の習得に限ったものではありませんが。

習得するという点に於いては・・・そういう話です。

達成感が無いんですよね・・・・言語の習得には。

目指す目標すらも漠然としており、どこまで行ってもキリが無い。

たとえ私がアキレスであったとしても、追いつけやしないんです・・・たぶん、おそらく。

後ろを振り返ってみても、自分の足跡すら見つけにくい・・・・のが言語を習得するということ。

昨日の18時、イスタンブル発。

トルコ・・・・トラブゾンではクリスマスは祝わないみたいですね。

欧州ではクリスマスイルミネーション&ツリーに魅了されましたが、

トラブゾンには、そんなものありません。

いつもの夜、いつもの街、いつもの宿。

オーナーと英語談義してたら私のイヴも更けちゃった。

オーナーさん曰く、「クリスマスって・・何?」

私も、「クリスマスって・・・何だったっけ?」 

今日の12時、トラブゾン着。 

スカーフ屋さん。