318日目
トルコでは1月1日のみ祝日です。
12月31日も、年明けの三が日もカレンダー的に休みではありません。
通りを歩けば銀行は開いてるし、お店も通常営業。
もとい「犠牲祭」で連休がありますので、連休明けに「年が明ける」といった感じです。
トルコはイスラム暦こそ使用していませんが、
元旦はイスラムにとりわけ重要な日でもないようで、みんな普通です。
「あけましておめでとう」的な言い回しはトルコ語でもありますが、
あくまでも「新しい年に幸運を」をそのまま言った感じであり、宗教用語ではありません。
今更ですが・・・トルコ語の話。
やはりトルコはイスラム圏ということで「アッラー」を使った言い回しがたくさんあります。
「一生のお願い!」にも「アッラー」を使うし、
「願わくば・・・・」といった表現にも「アッラー」を用います。
トルコの方にとってはいいのですが、悩むのは私たち外国人です・・・。
イスラム教徒でもないので「アッラー」を用いるのに躊躇するわけです。
「アッラー」という単語はちょっと重たく感じることも否定できません。
ついでに書きますと、映画の吹き替えも気を使うんじゃないかなぁ・・・って。
トルコ語では「アッラー」と「神」は同語ではなくて、「神」という単語は別にあります。
ちょうど英語で言うところの「JESUS」と「GOD」の使い分けに似ています・・・・たぶんね。
アメリカ映画の「オーマイゴッド!」は、後者を使って吹き替えされています。
こういった状況を考えると、
キリスト圏→イスラム圏、またはイスラム圏→キリスト圏への映画の吹き替えは、
翻訳者の悩むところだったりするんでしょうか・・・たぶんすると思います。
何気ないヒトコトに宗教関係の言葉は、多かったりします。
・・・・と思っていたら最近、DVDで見た「ブリジット・ジョーンズの日記」
同じ場面で、吹き替えは「アッラー」を使ってないけれど、
その直後のシーンでブリジットがクリスマスを祝ってましたから・・・・・違和感。
日本は宗教に対して「鈍感」なのか、はたまた「寛容」なのか表現が難しいところですよね。
ファッションで言えば、ロザリオとかつけてる人も多いですしね。
私は結構抵抗あるんですよね・・・ロザリオ。
まぁ、どこに境界線を引くかがすべてだと思う・・・今日は正月ですね。
あけましておめでとうございます。
残すところ、あと一週間でございます。
明けてしまえば、ほんとうにいつもの風景でしかありません。
365分の1日という感じ。