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【case study】再評価して減損した土地の売却

①土地購入

 (仕訳)土地 100 / cash 100

 

②再評価(税率 40%)

 (仕訳)土地 300 / 土地再評価差額金   180(=未処分利益)

             繰延税金負債    120

 ③減損処理

 (仕訳)特別損失 100 / 土地 100

 

④再評価差額の調整

 (仕訳)土地再評価差額金 60 / 土地再評価取崩額 60(剰余金へ振替)

     繰延税金負債   40 /  法人税等調整額    40(税務上否認)

    ⇒再評価して減損したことで会計上の法人税は申告額を下回る。

     但し申告額との差額は利益剰余金を減らして調整。

 

⑤土地の売却

 

⑥減損後の土地に係る再評価額の調整

 (仕訳)土地再評価差額金 120 / 土地再評価取崩額 120(剰余金へ振替)

     繰延税金負債     80 /  法人税等調整額      80(税効果)

 

再評価によって土地勘定が増えたことは、未処分利益(再評価差額金)の増加を指す。

土地の減損時に減損額は税務上、否認されているので、売却した期に損金算入となる。

再評価額を下回らない限りの減損であれば、簿価が変わるだけ。

再評価額以上に減損した場合は、差額分が所得影響なしで落ちる。

売却時に売却益が発生し、再評価がPLに出現する。