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208日目

トルコの男性の世間話のネタは、「サッカー」、もしくは「政治」です。

今日も、ベンチで考え事をしていると、男子学生に話しかけられました。

そして話題は、突拍子もなく「政治」の話に・・・・・。

彼はどうやら「共産主義者」らしく、共産主義に傾倒しているようです。

チェ・ゲバラは最高にかっこいい」と言ってましたし・・・。 

いや、共産主義がどうという話ではなくて、

冒頭にも書いたように、トルコではよく「政治」の話で盛り上がります。

考えが正しいのかどうか、本当にその人の意見なのかどうかは置いといて、

多くのトルコ人は「政治」に対して、自分なりの「意見」を持っているようです。

「政治について、どう思う?」

「えー、分かんねぇ」「知らない」なんて返事は、まず返ってきません。

日本は、投票率の低さから言っても、政治に関心をもつ若者は少ないでしょう。

60年の「安保闘争」や、その頃の「学生運動」の映像をテレビで見ると、

自分達と同じ大学生には、とても見えません。

良くも悪くも、あそこまで一致団結する現象は、

ネット掲示板における空間では起こっても、

行動としての現象としては、今の大学生の私たちにはないように思います。

改革、改革と変化を求めてゲバ棒を振りかざしていた学生運動の頃の大学生の人たちが、

どんな風に思っていたのかは、興味深いところです。

そんな人たちが、今の日本を作ったんですよね。

学生運動って、ほんとの部分は一体なんだったんですか。 

以前、アンタルヤに移ったときに、アクデニズ大学内で、銃の発砲事件に居合わせた私ですが、

あれも、学生運動の右派、左派の拗れが原因のようです。

たとえば、総理大臣と3分間、対談できるとします。今は空席ですが。

総理大臣に対峙して、一番言いたいことは何でしょうか。具体的にすぐ思いつくでしょうか。

もしトルコ人なら、この場合は大統領ですが、

トルコ人の世間話を聞いていると、話したいことは山々のようです。

トルコの学生が、政治に対する考えを立て板に水の如く話すのを聞くと、

それもまた、いろいろ考えさせられます。