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267日目

今日は一日中、どんより曇り模様でした。 

サッカーのペルー代表みたい。

マドリードのタクシーは、ラインが入ってます。 

アトチャ駅。 

駅内はこんな感じ。

生い茂ってます。 

プラド美術館(正面)

銅像は、たぶんスペイン人画家で一番有名な、ベラスケス。 

プラド美術館へまっしぐら。

ブリューゲルの「死の勝利」を見れると思えば、心が踊ります♪

マドリードに来た一番の理由と言っても言いすぎじゃないくらい。 

私は、数ある画家の中で、「ピーテル=ブリューゲル」が一番好きです。

高校生のときの世界史の教科書が三省堂だったのですが、

その世界史の教科書の表紙が、「ネーデルラントの諺」でした。

もともと、「ウォーリーを探せ」みたいな群像絵が好きで、彼の作品はど真ん中ストライク。

似たようなので、ヒエロニムス・ボスとかが好きなんです。

あーゆう、ごちゃっとしたやつ。

なんか人物1人1人、生物一体一体に背景がありそうじゃないですか・・・・。

まぁ、そんな訳で私は世界史は嫌いでしたが、教科書は大好きでした。

以来、画集を集めて眺める毎日。

去年「ベルギー王立美術館展」が日本に来たとき、大阪で「イカロスの墜落」を見ました。

なので「生」でブリューゲルの作品を見るのは、記念すべき2作目。

それでも、やっぱり海外の美術館から日本に来たのを見に行くのとは、全く違うものです。

モナリザならルーブル、ミレーならオルセーとか、そこで見るからこそと、私は思ったりします。

こっちから、会いに行く感じがします。その心意気。 

絵画とか彫刻などの芸術作品は、「直接」な感じが好きです。曖昧だな。

例えばクラシック音楽や文学作品に関しては、楽譜があり原稿があるじゃないですか。

そして、それを表現するオーケストラがあり、それを表現する表紙、紙、フォントがあります。

これがなんとなく2次的要素の介入のような気がします。

もちろん後者は、そういう芸術体系であって当然なのですが。

一方、前者は「表現者の表現をそのまま」って感じがしませんか。当たり前か。

長くなりました。

そんなこんなで、「死の勝利」。

プラド美術館の入場料は、

通常6ユーロが、国際学生証の提示で3ユーロになります。

まず、案内図を手に「死の勝利」の場所を確認。

「死の勝利」のある展示室へ向かうのは、デートの待ち合わせみたいに緊張するものです。

デートをするときって、相手がどんな服装で待ち合わせ場所に来るのかとか考えるじゃないですか。

それと一緒で、「本物」がどんな感じなのだろうかと考えると、緊張するわけなんです。

画面を通して見ていた俳優の試写会に行って、本人の登場を前に変に緊張したりする、そんな感じ。

私にとっては、それぐらい憧れていた「本物」との対峙でした。

実際、本物を見て感動しましたし、充実感を感じました。

すごいなぁ、って。

経験値、大幅にUP。

ちなみに、ヒエロニムス=ボスの「快楽の園」もプラドにあります。

「死の勝利」と同じ部屋に・・・・。パラダイスかと思いました。

大満足でお腹いっぱいの一日。

プラド美術館は、ゴヤとベラスケスの作品が多い。

スペイン出身なので当然といえば、当然ですね。

あとは、グレコ、ボッティチェリルーベンスなどたーくさん。

大好きなブリューゲルや、ボスには好きなので予備知識がありますが、

それ以外の美術関係は、存外詳しくなんかありません。

「絵ぇ、上手いなぁ」と思うぐらいで・・・・。

ギャラリーフェイク」で帰ったら勉強しよう。

別館でレンブラントの特別展やってたのですが、お腹いっぱいで辞退。

「死の勝利」は、プラド美術館で何を置いても見たかった作品ですが、

実際そんなに目玉ではありませんので・・・・・。

何を目的に訪れるかは、人それぞれということです。 

女性専用車両」という存在は、イスタンブルにも、リスボンにも、マドリードでも見当たりません。

東京にもたぶんありますよね、大阪の環状線にはあるし・・・・。 

外国の公共機関で見かける注意書きは概して、「スリにご注意!」

一方、我らの日本では概して、「痴漢は犯罪です!」

これは、日本の治安の良さに感心するべきなのか、

それとも私たち男性陣のアホさ加減を憂うべきなのか、判断は容易さを許しません。

「痴漢は犯罪です」

はい、知っています。もちろん犯罪です。痴漢、アカン。 

「痴漢は犯罪です」なんて注意書きを、公共機関に掲げなきゃいけない日本という国は、

そもそも、国家の品格として大丈夫なのでしょうか・・・。

外国人が見たら、失笑ものじゃないか、と。

ニホンジンクレイジー。

外国には、「痴漢」という犯罪概念が明確に存在するのでしょうか。

「公然猥褻陳列罪」ならまだしも、女性の身体を触るという「痴漢」。 

もちろん日本の公共機関にも「スリ」は、少なからず出没するわけですが、

金欲(=物欲)<性欲なんて、先進国ニッポンにもかかわらず、なんて本能的なのでしょう。

痴漢という犯罪の存在理由は、一体どこにあるのでしょうか。

過密度の満員電車?理性?大和魂

インドの電車はかなりの満員ぶりのようですが、インドとかでも痴漢とかあるのかなぁ。

女性専用車両」という存在に、我ら男性陣は戒めないといけないと、思ったりします。