121日目
アンタルヤの交通機関にはすべて、時刻表は存在しません。 バスは縦横無尽に走っていますが、 どれに乗れば、目的地に行くかどうかは、 その都度、それぞれのバスの掲示を自分で確かめる、 または、目的地を通るかどうか、運転手に尋ねる必要があります。 いつ自分の乗るバスが来るか分からないので、少し面倒です。 時刻表がないので、 その場を離れて時間をつぶすこともできません。 よもや乗るつもりのバスが、 私がバス停に来る直前に出発した場合は、かなり待つことになります。 考えてみれば、道路状況が一様でない状況下で 時刻表どおりに運行している日本のバスはすごいです。 アンタルヤでは、知らぬ間に交通機関の運賃が値上がりしていました。 運賃の現金払いから、カードに切り替えたとたんに値上がりを実施するというのは、 日本でいえば、価格を税込み表示に変えてから、 税金を上げるようなものだと、 バスの領収書を見ながら、ぼんやりと思いました。 |