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"THE GREAT GATSBY"をレンタルで再度観返す

当時、映画館で観たのですが、レンタルして再び借りて観る。(旧作になってたので)

全編を通してブルーバック全開だけど映像と音楽が綺麗、配役が良い、脚本が良い。

1920年代は"ジャズエイジ"らしいですが、Hip-Hopを織り交ぜて、

当時のジャズの目新しさを絶妙に表現しています。(バズ・ラーマン監督曰く)

起承転結した後、とても美しくて悲しくなります。

 

観た人がきっと思い出すニックの台詞

「クズばかりの世の中で君だけが価値がある」

英語だと”You're worth the whole damn bunch put together."(らしい)

「君(=ギャツビー)は、世の中全員を足し合わせたくらいに価値がある」(という訳になるんでしょうか)

ほんとに、ギャツビー以外はクズばかりです。ギャツビーだけが"GREAT”。

欲情にまみれる最低なブキャナン(最悪の状況でも友達の誕生日におめでとうと言えるのは素敵)

富と名声になびくデイジー(愛にはMoneyも必要、人を殺めた罪を秘匿)

ゴルファーのジョーダンも愛人のマートルも語り手のニックを束ねてもギャツビーには比肩しない。

「もっとこうしたらよかったんじゃ・・否、ギャツビーが望んだんだもんな」

と、ギャツビーに感情移入してフィクションなのに肩入れしたくなる美しい作品です。

 

ところで、どう考えてみても禁酒法はアメリカにそぐわないですね。

禁じれば闇でお酒が造られてマフィアが儲ける構図、酒税が取れないのは行政も痛いだろうし。

そして禁酒法のお陰でアメリカのワイン産業は遅れたみたいですね、今では盛況ですが。

当のF・スコッツ・ジェラルドもお酒に溺れて亡くなってしまいました。

"ベンジャミン・バトン"は彼が原作であることを最後に書いておきます。