186日目
ロカンタで食事を済ませて清算するとき、 レジで目にするのは、レモンの香りのコロン、そして爪楊枝です。 今日、私が言いたいのは、トルコの爪楊枝は、「貧乏削り」だいうことです。 つまり、「両方の先が尖がっている」ということなのですが、 こういう状態って、「貧乏削り」って言いますよね・・・・。 私の通っていた小学校では、 鉛筆の両方の先を削ることを、「貧乏削り」と呼んでいました。 しかし関東出身のS君は、聞いたことがないらしいのです。 ・・・・・・・。 言いますよね、「貧乏削り」って・・・・・。 上方落語に、「貧乏神」というネタがあります。 奥さんに愛想を尽かされた男やもめに憑りついた貧乏神の話です。 憑りついた貧乏神が、全く働いてくれない男の代わりに、 仕方なく「爪楊枝削り」の内職をはじめるのですが、 ついつい「貧乏削り」にしてしまって仕事にならない。 サゲではありませんが、こいうくだりがネタ中にあります。 お客さんは爆笑してはるので、 「貧乏削り」という言葉の許容範囲は、おそらく関西なんでしょうか・・・・・。 今更ながら、トルコの爪楊枝は「貧乏削り」なんだよと、 落語を聴きながらツッコミをいれる、私です。 別に危なくないですよ、爪楊枝の貧乏削り。 両方を使えて、経済的だし。 |