YONDA_2015_01
仕事メールで"Thank you for your response."と軽はずみに使っていました。
言われてみればたしかに、業務依頼というものは責任の所在をやりとりする訳で、
回答者の責任における回答こそが"response"なんですね。なるほどー。
メールのやり取りが続くと、「今、誰がボールを持っているんだ?」となったりしますが、
それは「今、責任の所在は何処か?」ということと同位ということですね。
仕事における責任をより意識しないといけないな・・、と思いました。
そもそも英語話者の考える責任の所在も、日本語話者とは違うのかもしれません。
日本語では「返答」と「責任」と訳され、それぞれは繋がりません。
なんだか別のもの、相互関係にないもの、という感じがします。
「返答責任」という言葉が作れる時点で、日本語にとって返答≠責任ではないのでしょうか。
返答には責任が伴っていることを、意識させないのが日本語なのかもしれません。
これは良くも悪くも日本語コミュニケーションの曖昧模糊な部分のひとつといえるかもしれません。
これまで"response"と"responsibility"の関係には気づきもしませんでした。
ちなみに"account"と"accountability"の関係性は財務関連書籍でよく見かけますね。