309日目
今回の欧州見聞はおしまいです。
次回はオーストリアから始めようと思います。
3年以内に再び欧州見聞したいな、というのが現在の計画。
12時00分、テーゲル空港発。
15時20分、アタチュルク空港着。
ドイツとは1時間の時差がありますので、実際のフライト時間は2時間半です。
飛行機の座席には必ず、
「Please Fasten Safty Belt While Seated」って書いてあるじゃないですか。
あれを見ると常々思うのですが、
「FASTEN」って馴染みが無いよね・・・・英単語として。
カタカナ英語が席巻中の現代日本社会ですが、「FASTEN」って使わないですよね。
「あそこのドア、ロックした?」とか、
「それキープしといて♪」とかは日常的に使用しますが、
「ほら早くベルトをファステンしなさい」という人は見たことがありません・・・・・っていう話。
CAさんを見ていて思ったのですが、
乗客と話すときにトルコ語と英語を使い分けてはるんですよね。
おそらくトルコの方だと思うのですが、すごいです。
正直、長くトルコにいてもトルコ人とヨーロッパ人の区別はなかなか容易ではありません。
これが私の実感。
もちろん、典型的な「トルコ顔」というイメージは既に出来上がってはいるのですが、
乗客を見回してみても、トルコ人?ドイツ人?ということは・・・多々あります。
いやいや・・「CAさんがトルコの人なんだから分かるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、
私に言わせれば、アジア系も難しいです。
台湾人の女性と同じ部屋になったことがあったのですが、
日本人だと思っていたら、
「実は台湾人で、日本に住んでいたので日本語が話せる」ことを知って驚いたり。
もとい誰が何人なんて分かりかねますし、所詮、国籍なんて私にはどうでもいいのです。
「~人」という判断はとても曖昧模糊な認識ではありませんか。
「A国の国籍を所有している人は、A人」と決めることは非常に容易ですが、
例えばスペインは二重国籍認めてますからね。
スペインリーグで活躍するサッカー選手に「スペイン国籍所有者」は数多くいます。
ロベカルもたしか、スペイン国籍持ってるはずです。
ここで自論を展開するならば、
「オリンピックでB国を応援する人は、B人」というのが、私の自論。
国籍所有なんて関係ない。
きっとアイデンティティに従って応援するんじゃないだろうか、という考えに基づいてます。
しかしこれには落ち度があって、
トルコで言えばクルド人、スペインならバスク人、イスラエル・パレスチナ問題。
自論の及ばない例が存在するので、断言できるものでもありません。
私としては「~人」と呼ぶことに抵抗が無きにしも非ず。
突き詰めればキリがないのです。
でもやっぱり「~人」という表現は、
とても使いやすい表現ですなので私も当然多用しますが、
難しい問題なんですよね・・・「~人」っていうのは・・・。
だからあえて「トルコ人」と言わずに、「トルコの人」って表現してみたり・・・。
この持論の行く末は、
概して「スポーツってすごいねぇ♪」と言うところに帰結して終わります。
スポーツに国境線はないのか。
それともある意味においては、
スポーツは国境線を引いてるんじゃないか・・・とも思ったりするわけです。
イスタンブルのエセンレルオトガルを、18時に出発。
トラブゾン到着は明日のお昼・・・の予定。
途中の休憩所で雪が積もってました。
トルコの内陸部はとても寒い。
やっぱりトルコは、いい加減。
トラブゾン行きのバスは幸い空席がありました。
まず、チケット販売のおっちゃん。
清算後、お釣りの小銭が無いのかおっちゃんは無言でどっかへ行っちゃう。
帰ってくるまで2,3分、もちろん渡す時も無言・・・・なんか言ってよ。
出発まで時間があるのでロカンタで早めの晩御飯。
「ピラウとインゲン豆の煮たん下さい」
「・・・・・」 (・・・・なんか言ってよ。)
やっぱりお釣りが無いのか、無言でお店出て行っちゃうし・・・。
そうかと思ったら、やたら質問してくるし。
ほんと相も変わらずいい加減で、いい感じなトルコです。
相変わらずパンはめちゃくちゃ旨い。