22日目
今日は、ロカンタで働く「ムラットさん」と知り合いになりました。 トルコ人から見ると、 やはりアジア系の顔、 中国人、韓国人、日本人などは似ていて見分けづらいようです。 私がトルコで言われるのは、 「日本人?」が7割、 「中国人?」が2割 あとは「フィリピン?」とか「ラズ人?」などです。 まぁ、国籍なんて紙切れ一枚なので、 大事なのはきっとアイデンティティです。自我同一性ってやつ。
ムラットさんは、敬虔なイスラム教徒です。 お酒を全く飲みません。 「トルコ人の中にはお酒を飲むやつもいるけど、俺に言わせればダメだよ、 お酒はイスラム教が禁じているし、飲酒運転はだめだろ」 飲酒運転のくだりは、ちょっと分からなかったです・・・。
「君の宗教は?」 これ、困りますね。宗教って言われても・・・。 結婚式は教会で挙げるかもしれないし、 クリスマスには七面鳥を食べたいし、 PLの花火は綺麗だと思うし・・・。 私は、いつか本物の「コスモポリタン」になりたいです。 「コスモポリタンです」 「何それ?」 「えーっと、無神論者です」 「何も信じてないんだね」 「そうですね、自分を信じています(←これ、自分で言って恥ずかしかったです)」 「日本は豚肉を食べるの?」 「食べますよ」(イスラム教では豚肉を食べることはタブー。でも食べる人は食べます。) 「日本人は魚が好きだろ?」 「好きですね、僕も好きです」 「日本の病院はどう?」 「ある程度保険が利きますけど、十分じゃないですね」 など、問答が続きました。
日本人の間では宗教の話はあまり話題にならないですよね。 クリスマスを祝った一週間後に神社へ参拝に行く。 そんなフレキシブルな日本人にしかできないことって、たぶんあると思います。
「あんたとは、神の話をしたいと思う。 あんたとは、心の話をしたいと思う。」(「黄金を抱いて飛べ」)
いろんな出会いが日々、あります。 |